


クロスバンズとうさぎベーグル、ブリオッシェはどれもイースターのパンです。
2023年のイースターは4月9日(日)。
イースターの前に作って1週間はイースターパンを食べて楽しみました。
※イースターは移動祝日なので、毎年変わります。
▣クロスバンズ:生地にはシナモン、フィリングはアップル&シナモンレーズンです。表面のクロスがポイントです。
▣うさぎベーグル:かぼちゃのベーグルをうさぎの形にしてみました。目はかぼちゃの種です。
▣ブリオッシェ:卵をたっぷり使ったパン。ブリオッシェはブリオッシュ風と言う意味です。
参考:Lundi de Pâques(世界のイースターのパン)
本日のそれぞれの温度

パン作りの大切なポイントのひとつが、仕込み生地の捏ね上げ温度です。
目標の捏ね上げ温度を実行するためには、あらゆる温度計測から水温を出してミキシングを開始します。
また、一次発酵・ベンチタイム・二次発酵の時間にも影響しますので、毎回温度を載せています。
《本日の気温 21℃》 2023.4.5(水)晴れ
《クロスバンズ》室温 22℃
・粉温 25℃ ・水温 22℃
・実際の捏ね上げ温度/目標の捏ね上げ温度=30℃/28℃ (+2℃)
《うさぎベーグル》室温 24℃
・粉温 23℃ ・水温 26℃
・実際の捏ね上げ温度/目標の捏ね上げ温度= 29℃/28℃ (+1℃)
《ブリオッシェ》室温 21℃
・粉温 21℃ ・水温 25℃
・実際の捏ね上げ温度/目標の捏ね上げ温度= 27℃/27℃ (±0℃)

捏ね上げ温語が目標より高くなった場合は
一次発酵の時間を短く調整するつもりで
生地の状態を見て判断します。
参考:捏ね上げ温度とミキサーのはなし (仕込み水温の計算の仕方)
クロスバンズ

別名はホットクロスバン。
イギリスやアングロアメリカなどの英語圏でよく見られるイースターのパンです。
上にのっているのは薄力粉と卵で作った生地で、キリストの十字架を意味するクロスにしています。
本場ではアイシングを使うこともあります。
生地はスパイシーであることが多く、今回はシナモンパウダーを使用しました。
生地全体にドライフルーツを練り込む場合もありますが、今日はリンゴをバターで炒めてシナモンレーズンを加えたフィリングを包みました。




クロスバンズの作り方
クロスバンズの作り方を写真ギャラリーでご覧ください。




















うさぎベーグル

うさぎベーグルはベーグルレシピの成型アレンジです。
イースターと言えば、卵やひよこなど黄色のイメージがあります。
また、イースターバニーの存在もあるので、黄色のうさぎにしたくてかぼちゃベーグルをチョイスしました。
多少無理はあるけれど、作った本人は満足しています♪
うさぎベーグルの作り方
うさぎベーグルの作り方を写真ギャラリーでご覧ください。

























かぼちゃの種はギュッと押し込むのがポイント!
これまでのかぼちゃパン(ベーグル)はこちら↓
ブリオッシェ

ブリオッシェ(Briochée)はフランスのパン。
日本語にすると「ブリオッシュ風のパン」といったところでしょうか。
本家はブリオッシュ(Brioche)と言われ、マリーアントワネットの
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」というはなしに出てくるアレです。
ブリオッシュは卵100%で作るのですが、ブリオッシェは水と併用します。

個人的にはブリオッシェが好きです。
ブリオッシェの作り方
ブリオッシェの作り方を写真ギャラリーでご覧ください。

























今回はイレギュラーですが、成型完成後に外出しました。
帰宅後に二次発酵~焼成の工程にもどるため
冷蔵庫で調整しました。
参考記事:二次発酵(ホイロ)のはなし
パン屋さんのお仕事
パンチのはなし
焼成のはなし
冷凍生地のはなし
まとめ

今日は「クロスバンズのフィリングのリンゴの食感が理想的に仕上がって満足♪」
「ブリオッシェはバターの値上がりのため、コンパウンドマーガリンで代用したよ」
「ブリオッシェはフランス人風にバターとジャム(+ちょっと塩)をつけて食べてます」
「かぼちゃベーグルは毎回おいしいけど、うさぎベーグルは耳が芳ばしくてなお良し♪」というおはなしでした。
参考記事:ベリーのはなし
全く同じ材料じゃなきゃダメなの?
パン留学①(準備~到着編)
パン留学②(語学学校~受験編)
パン留学③(INBP~帰国編)
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