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自家製クロワッサン

自家製クロワッサン ギャラリー
自家製クロワッサン

今日は本当に久しぶりにクロワッサンを作りました。

もしかしたら、自分のお店を辞めてから自宅で作ったのは初かもしれません…

とすると、20年ぶり???( *´艸`)

わたしはクロワッサンが好きで、パン屋さんに行くと必ず買うアイテムでもあります。

トロワグロのクロワッサンもおいしかったなぁ…

参考記事:最後のトロワグロ

自家製クロワッサン…プチペ(昔やっていたお店)のレシピを採用し、オートリーズ法で作りました。

参考記事:パン屋さんの閉店のはなし
   フランスの製パン法
   

本日のそれぞれの温度

自家製クロワッサン

パン作りの大切なポイントのひとつが、仕込み生地の捏ね上げ温度です。

クロワッサンのように、途中で冷蔵しながら作るものは捏ね上げ温度が低めです。

《本日の気温 10℃》 2023.2.12(日) 晴れ

室温 28℃ エアコン使用

粉温  23℃  ・水温  23℃  

実際捏ね上げ温度/目標捏ね上げ温度= 23℃/23℃ (±0℃)

プチペ
プチペ

バターを折り込むので夏場はあまり作りたくありません。
折り込んでいるそばからバターが溶けて生地になじみ、

バターロールになってしまうからです。

参考:捏ね上げ温度とミキサーのはなし (仕込み水温の計算の仕方)

自家製クロワッサン

自家製クロワッサン

クロワッサンは、生地にバターを折り込むことで、焼きあがったら層ができます

今回は三つ折りを3回にしました。

三つ折り2回と四つ折り1回にすればよかったなぁと出来上がった層を見て思っています。

クロワッサンと同様に焼き上がり時に層があるのが、デニッシュ

これらの大きな違いは、生地の甘さです。食事用かおやつ用か…。

プチペ
プチペ

違いは色々あるのですが、日本では名乗ったものがソレ。

まだ読んでいない方はこちらの記事を参考にしてください↓

参考記事:デニッシュのはなし
     クロワッサンのはなし

自家製クロワッサンの作り方

自家製クロワッサンの作り方を写真ギャラリーでご覧ください。

自家製クロワッサン:計量:全材料
計量:全材料
自家製クロワッサン:ミキシング準備
粉+イースト+水分
自家製クロワッサン:ミキシング開始
ミキシング開始
自家製クロワッサン:生地がまとまる
生地がまとまる→20分休ませる
自家製クロワッサン:油脂以外の材料投入
油脂以外の残りの材料投入
自家製クロワッサン:ミキシング再開
ミキシング再開
自家製クロワッサン:
自家製クロワッサン:ある程度のまとまりでバター投入
ある程度のまとまりでバター投入
自家製クロワッサン:きめが細かくツヤが出てくる
きめが細かくツヤが出てくる
自家製クロワッサン:生地完成→捏ね上げ温度確認
生地完成→捏ね上げ温度確認
自家製クロワッサン:一次発酵30分経過
一次発酵30分経過
自家製クロワッサン:冷蔵庫に入れる準備
冷蔵庫に入れる準備
自家製クロワッサン:冷蔵庫で30分
冷蔵庫で30分
自家製クロワッサン:一次発酵終了
一次発酵終了
自家製クロワッサン:成型:生地をのばす
成型:生地をのばす
自家製クロワッサン:シート状バター
シート状バター
自家製クロワッサン:シート状バター
自家製クロワッサン:しっかり包み
しっかり包み
自家製クロワッサン:麺棒で叩いて厚みを整える
麺棒で叩いて厚みを整える
自家製クロワッサン:のばして…
のばして…
自家製クロワッサン:三つ折り
三つ折り
自家製クロワッサン:三つ折り2回の後冷蔵庫で休ませる
三つ折り2回の後、冷蔵庫で休ませる
自家製クロワッサン:三つ折り1回の後、定規ではかりながら印をつける
さらに三つ折り1回の後、定規ではかりながら印をつける
自家製クロワッサン:縦に切る
縦に切る
自家製クロワッサン:横に切る
横に切る
自家製クロワッサン:ななめに切る
ななめに切る
自家製クロワッサン:切込みを入れて…
切込みを入れて…
自家製クロワッサン:外側に巻く
外側に巻く
自家製クロワッサン:生地完成
成型完成
自家製クロワッサン:卵塗り→二次発酵開始
卵塗り→二次発酵開始
自家製クロワッサン:二次発酵終了
二次発酵終了
自家製クロワッサン:卵塗り後焼成
卵塗り後焼成
プチペ
プチペ

パン生地を使うのもフランス流。

生地に風味やコシが出ます♪

参考記事:パン種の種類
     天然酵母のはなし

折込み用バター

自家製クロワッサン:シート状バター

パン屋さんでは、折り込み用に製造されているシート状のバターを使用することも多いです。

わたしはお店の時からずっと、“ブロックの無塩バターを切ってクッキングシートに並べ麺棒でならす方法”で

シート状バターを手作りしています。

プチペ
プチペ

この方法ならその日の仕込み量にあわせた

シート状バターができますからね♪

参考記事:油脂のはなし
     離乳食のパン選び(トランス脂肪酸を気にするのはなぜ?)
     乳製品のはなし

生イーストの劣化

わたしは普段、生イーストを愛用しています。

生イーストのパッケージには消費期限が記載してありますが、多少期限を過ぎても使えます。

しかしながら、なんせ生き物なので、新鮮なものでなければ発酵に影響します。

そこで、『どこまで大丈夫なの?』って方のために、今回は限界の写真を撮っておきました。

生イースト比較
生イーストの鮮度比較

比べれば一目瞭然ですが、比べる対象がないと『まだイケるんじゃない?』と思ってしまうかもしれません。

劣化の特徴として、①色が濃くなり、②やわらかくなり、③匂いが変わります

この左側のイーストを使用して作ったパンはおそらく、①ボリュームが出ず、②色つやが悪く、③風味がイマイチになります。

その悪い効果に気づくのは一次発酵終了のタイミングです。

『あれ?なんか元気ない?イースト入れ忘れた?でもちょっとは膨らんでるよね?』

そんな生地になっているはずです。

だから、新鮮なイーストを使うことが大事なのです!

プチペ
プチペ

新鮮なイーストを使用して、同様の結果になった場合は

ミキシングの時に、お砂糖か食塩にイーストが負けてしまったと推定できます。

参考記事:イーストの種類と歴史のはなし
     イーストの実験

まとめ

自家製クロワッサン:焼きたて

今日は「シート状バターが硬すぎると、折り込み時にバターが途切れてきれいな層にならないよ」

「成型はちょっと失敗!もう少し薄くして、もう一巻き多くしたかった」

「味はおいしく、好みのカリっと感が出せたよ」

「20年ぶりの割には…ま、いっか。また作ろう♪」というおはなしでした。

プチペ
プチペ

お弁当にはサラダやチーズを挟んで。

家でのおやつには、チョコレートを挟んで軽く焼いてパンオショコラに♪

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