
今日は実験をしました!
レシピや作り方で「イーストが食塩や砂糖にふれないように」と注意書きしました。
ナメクジみたいに溶けますよ…と。
それを見ていただきたいので、こちらを用意しました。
イーストの実験 生イーストの場合
用意したもの
生イースト 5g×3 (オリエンタルイーストを使用)
塩 5g×1
砂糖 5g×1

実験その1 スタートです!
実験スタート










生イースト実験 結果
このように溶けてしまうんですねぇ。
食塩と砂糖の防腐や殺菌の効力ってすごいです。
10分過ぎたころにはどちらもベタベタ(ピーナツバター位)になり始め、
30分後には胡麻ドレッシング位にしゃばしゃばになりました。
取り扱いには注意が必要ですが、生イーストで作るパンは風味がよいのでおすすめです。
インスタントイーストの場合

実験その2!
家でのパン作りに使用されることが多いインスタントイーストではどうでしょうか?
用意したもの
インスタントドライイースト 5g×3 (サフイーストを使用)
塩 5g×1
砂糖 5g×1
実験スタート












インスタントイースト実験 結果
ドライイーストはその名の通りにさらっとしていて、
水分がない状態では食塩と砂糖に直接ふれてもすぐに溶けるということはありませんでした。
さらさらしているので小麦粉に混ぜておき、
捏ねる際に水分と合わさって砂糖や食塩にふれないように気をつけるといいですね。
生地の温度が低いとイーストが溶けにくいという弱点がありますが、
インスタントイーストは神経質にならなくて使いやすいと思います。
まとめ

生イーストは出来上がりの風味は良いけれど
計量→ミキシングの工程では食塩や砂糖にふれないように気をつけること、
インスタントイーストは使いやすいけれど、
水分と合わさると生イーストと同じで食塩と砂糖に弱いので注意が必要です。
小麦粉に混ぜて水温に気をつけてお使いください。
参考記事:イーストの種類と歴史のはなし
イーストと発酵のはなし
おまけのはなし イースト菌と納豆菌
イーストが弱いものは他にもあります。
「え?そうなの?!」と驚かれるのですが、
イースト菌は納豆菌に負けます(-_-;)
パンが好きな人はヨーグルトやキムチなど発酵食品も好きな人が多いです。
納豆好きさんは、シンクやキッチン周りをよく掃除してからパン作りを始めたいものです。
自宅で天然酵母のパンを作っている知人は「家での納豆を断っている」と言っていました( ノД`)
空中にいる菌同士の戦いで酵母菌が負けるんですね。

そんなことも含めてパン作りって楽しいんですけどね♪
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