


本日のパンはホワイトロール(白パン)とオートミールブレッドの2種類です。
どちらも最近採りあげたばかりですので、そちらも併せてご覧いただけると嬉しいです。
参考:白パンのはなし(ホワイトロール)
オートミールのはなし
▣ホワイトロール(白パン)…一次発酵30分のノータイム法、成型はフォンデュ(双子)型にしました。
▣オートミールブレッド…パンチなしの100分発酵(一次発酵の時間)の標準法、オートミールは前処理をして使用しました。
それぞれの温度

おいしいパンにするためには、温度管理が大切です。
☆本日の気温 24℃ 室温 28℃~24℃(途中で気温が下がりました)
《ホワイトロール》室温 26℃
粉温 27℃ 水温 10℃ 実際の捏ね上げ温度/目標の捏ね上げ温度=28℃/27℃
《オートミールブレッド》室温 24℃
粉温 27℃ 水温 8℃ 実際の捏ね上げ温度/目標の捏ね上げ温度=28℃/27℃
ホワイトロール

ホワイトロールを作るには、色をつけないような配合にすることと、
オーブンの温度を低く設定して焼き色をつけないようにすることです。
成型時には手粉を多めに使うことで、粉にまとわれたホワイトロールに仕上がります。

オーブンに入れる前に仕上げの小麦粉をふるうつもりが
最後まですっかり忘れてしまいました( ゚Д゚)
ホワイトロールの作り方
それでは写真のギャラリーでご覧ください。


(生イースト+水)






ミキシング完了!

→一次発酵へ








(フォンデュ型)



160℃;下段に天板を置く

色をつけないためにショートニングと水あめを使用しました。
オーブンの温度は160℃、上火から遠い下段に天板を入れました。
わたしの手粉は強力粉とフランス粉のブレンドです。
オートミールブレッド

オートミールは食物繊維や鉄分が豊富に含まれており、健康食として大変注目されています。
スーパーのシリアルやコーンフレークのコーナーのみならず、ドラッグストアなどにも陳列されているのを見かけます。
今回は前処理時に、オートミールと相性の良いハチミツを加えました。
ハチミツはパン生地に練り混ぜても焼成すると、あの独特の風味が飛んでしまいます。
そこで、隠し味のように前処理でオートミールに浸み込ませました。



オートミールブレッドの作り方
それでは写真のギャラリーでご覧ください。


(生イースト+冷水)













(一次発酵終了)




(ワンローフ型)





(小物は焼きあがっています)

このパンも少し低めの温度でじっくり焼くのですが、今回少し低くし過ぎてしまったようで、
2つ並べた型のそれぞれの内側がケーブイン(焼き上げ後に凹んでしまうこと)しました。
※家庭用オーブンは庫内が狭く間隔をとれない場合は、【温度の調整】に注意が必要です( ..)φメモメモ
本日のパン まとめ

久しぶりに途中で気温が下がりましたが、生地が乾くこともなく、発酵時間は想定内におさまりました。
それでも、どちらも仕込み水温は低めで冷蔵庫で冷やした水使用です。やはり夏ですね。
今日は「ホワイトロールはちゃんと白く焼けたよ」
「トッピングのオートミールがなければクラムにオートミールの姿は見当たらないよ」
「どちらも香りが良くもっちり食感でおいしくできたよ」というおはなしでした。

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