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ワッフルのはなし

ワッフル:ワッフルを持つ女性 世界のパン
ワッフル:ベリーワッフル

ワッフルにもイーストが使われていて、速成パンと扱われていた時代がありました。

近年たくさんの種類があります。

ですから、それぞれが思い浮かべたものはきっと異なると思います。

▣英:waffle(ワッフル) 蘭: wafel(ワーフル) 仏:gaufre(ゴーフル)

小麦粉・砂糖・卵・イースト・バター・牛乳などを使った焼き菓子で、発酵生地格子柄の2枚の鉄板で焼いたものが一般的です。

まずはルーツを遡ってみます。

参考:パンの種類と分類のはなし
   クレープとガレットのはなし

ワッフルの原形

ワッフル:生地作り

原形は古代ギリシャのパンで、宣教師によってヨーロッパ各地に広がっていったといいます。

古代ギリシャと言えば、今から2800年前にエジプトの製パン情報を聞きつけて

長時間発酵・乾燥イースト・天然酵母の発見などパンの進化を導いた、食に探求心のある人々というイメージがあります。

参考:パンの歴史② エジプト時代~中世ヨーロッパ時代

その期待通り?なのかどうなのか、ヨーロッパに「最古のお菓子:ウブリ」が生まれています。

これこそが、ワッフルの原形です。

小麦粉・牛乳・卵・砂糖などを練った無発酵生地を、鉄板で焼いて作りました

パリにはウブリ職人がそれなりの人数いたと言います。

ちなみに…oublie(ウブリ)とは、「忘れる」というフランス語です。

当時使われたとされる、ウブリの鉄板型はこちらからご覧ください。

プチペ
プチペ

ちゃんと柄が入るような鉄板です♪

いろいろなワッフル

ワッフル:ワッフルメーカー

現在では、ふわふわのスポンジケーキのようなもの、もちもちパンのようなもの、

かりかりのビスケットのようなものなど、ワッフルと言う名でいろいろな種類があります。

ベルギーワッフル

ワッフル:ベルギーワッフル
ブリュッセル風

ベルギーワッフルは3種類あります。

リエージュ・ワッフルイースト発酵の弾力ある生地、味がついていてそのままで食べられる、丸型、硬め

日本に浸透したのはこのベルギーリエージュ・ワッフルです。

ブリュッセル・ワッフル長方形の薄い生地、サックリ食感で味は薄い。フルーツやチョコレート、クリームをのせる。

フルーツ・ワッフル…果物をのせた*リエージュ地方の料理(*リエージュ:ベルギー東部)

フランスワッフル

ワッフル:フランスワッフル
フランス風

フランスのワッフルは2種類です。

1つ目はベルギー同様のもの、2つ目はゴーフレットと呼ばれるカリカリの薄いものです。

アメリカン・ワッフル

ワッフル:アメリカンワッフル

アメリカン・ワッフルも2種類あります。

1つ目はブリュッセル・ワッフルと類似していますが、2つ目はアイスクリームの容器として使われるもの。

1904年、万博の時にアイスクリームコーンの不足の対応で用いられたことからはじまりました。

これはイーストではなくベーキングパウダーを使用します。

オランダのワッフル

ワッフル:オランダワッフル

オランダのワッフルは、ストロープワッフルとも呼ばれます。

2枚の薄い形状の硬いワッフルにキャラメルクリームが挟んであります。

※チョコレートがかかっていないものの方がポピュラーです。

香港のワッフル

ワッフル:香港ワッフル
香港風

香港のワッフルは独特です。もともとはクレープだったものが、

丸型のぼこぼこした生地にフルーツなどをくるむ形になりました。

参考:クレープとガレットのはなし

その他のワッフル

ワッフル:ウィーンワッフル
ウィーン風
ワッフル:サツマイモのワッフル
サツマイモのワッフル
ワッフル:ほうれん草のワッフル
ほうれん草のワッフル
ワッフル:ハニーワッフル
ハニーワッフル
ワッフル:ワッフルサンド
ワッフルサンド
ワッフル:ワッフルボール
ワッフルボール

日本のワッフル

ワッフル:ベルギーワッフル
ベルギーワッフル

日本のワッフルはいつのまにか、ベルギーに代わってしまいました。

以前の小さな楕円形のパンケーキのような生地に、カスタードクリームやジャムが挟んである

「やわらかいワッフル」は、どこかの隅に追いやられてしまいました…

この日本風を生んだのは、クリームパンを生んだ新宿中村屋です。

クリームパンの誕生と同じ明治37(1904)年に、クリームワッフルも創案発売されました。

参考:パンの歴史③ 日本のパンその2 あんぱんからはじまった

まとめ

ワッフルと女の子

パン屋さんにはあまり置いていないですが、もともとはパン(イースト菓子)でした。

街のケーキ屋さんにあるとすれば昔ながらの日本風のもの、

けれども、専門店はもちろんのこと、輸入食材屋さん・スーパー・コンビニ…で売られているのはベルギー風のものです。

いつかまた日本風のを占める率が高くなる日が来るのでしょうか…。

それとも、また別の進化系が登場するのでしょうか。それはそれで楽しみですね。

今日は「色々選べるようになって楽しいね」「イースト菓子という意味ではリエージュ風が好きだな」

「パンやイースト菓子の歴史は遡るとどこかに繋がっているのでおもしろい」

「わたしはじゃりじゃりした食感のアラレ糖がたくさん入ったワッフルが好き」というおはなしでした。

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