今日は、レシピ4としてソーダブレッドの作り方を紹介します(クイックブレッド第二弾)。
クイックブレッドとはイーストを使わない発酵なしのパンのことです。
前回のスコーンとの違いはバター(油脂)を使わないことと、ベーキングソーダを使うことです。
ソーダブレッドのレシピ
《ソーダブレッドのレシピ》(キャラウェイシード&レーズン) 9個
・薄力粉 300g
・ベーキングパウダー(BP) 9g
・ベーキングソーダ(BS) 2g
・砂糖(今回は三温糖) 20g
・食塩 3g
・プレーンヨーグルト(またはサワークリーム) 200g
・全卵 1個(今回は50g)
・レーズン(下処理済み) 60g
・キャラウェイシード 2g
ソーダブレッドの作り方
スコーン同様に
混ぜて焼くだけ!簡単です(^^♪
《ソーダブレッドの作り方》(キャラウェイシード&レーズン) 9個
①計量…粉類、水分、トッピングの3種類に分けておく
②粉類(薄力粉・BP・BS・食塩・砂糖)を一緒にしてふるいにかける
③水分(プレーンヨーグルトまたはサワークリーム・全卵)をあわせ練る
④粉類にトッピング(レーズン・キャラウェイシード)をまぜる
⑤④に③を投入する
⑥切るようにまぜる
⑦粉が残っている状態になったら、手でたたむようにまとめる
⑧分割70g (分割せずに大きな一つにしてもよい)
⑨天板にならべて、ナイフで十文字に切る(中央を低くする)
⑩オーブン200℃で25~30分焼成
写真でみるソーダブレッドの作り方
ソーダブレッドってなぁに?
ソーダブレッドは、アイルランドで主流のクイックブレッドです。
薄力粉で作られているので、パンよりもケーキに近い食感です。
アイルランドでは、1840年頃にベーキングソーダ(重曹)が伝来して以降
全粒粉のソーダブレッドなどの、様々な種類のソーダブレッドが好まれてきました。
ローフと呼ばれる球体にして十文字にきるのがポイントです。
アイルランドでは大きな一つで焼かれる(今回の量だと直径15㎝)ことが主流ですが、
今回は日本風で70gの小物にしました。
ベーキングソーダってなぁに?
ベーキングソーダは炭酸水素ナトリウム、別名は重曹です。
加熱によって二酸化炭素を発生する性質から、ふわふわサクサクの生地を作ることができます。
同じくクイックパンや洋菓子に使用されるベーキングパウダーとは別物です。
《ベーキングソーダの他の使い方》
・あく抜き…タケノコ、山菜
・臭みとり…松の実
・豆の煮込み時短
・肉をやわらかくする
・酸味中和…グレープフルーツなど柑橘類
・食感改善…エビ
・中華麵づくり…かん水と同じ成分
・洗浄/脱臭…洗剤、歯磨き粉
・入浴剤など
キャラウェイシードとクミンシードはちがうの?
キャラウェイシードとクミンシードは別物です。
見た目はそっくりで、両方ともセリ科のスパイスですが、
香りは全く違うので、それぞれを代用することはありません。
キャラウェイシード…中央ヨーロッパで使われることが多い
例)ザワークラフト、焼きリンゴなど
クミンシード…中東からインドで使われることが多い
例)カレー、ソーセージ、ミートローフなど
まとめ
今日は「ソーダブレッドはスコーンよりもパンっぽいよ」
「オーブントースターやフライパンでも焼けちゃうよ」というお話でした。
意外と身近な存在のベーキングソーダ、お掃除以外にもぜひ試してみてください(^^♪
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