
ナン(Naans)はパンのことです。
ペルシャ語がもとで、インド・パキスタン・アフガニスタン・イランなどの国で
パンの総称のことをナン(Naans)と呼びます。パン屋さんはナン屋さん。
日本ではインドやネパール料理屋さんで『ナン?ソレトモゴハンデスカ?』のナンが知られています。
ナン(Naans)などの平焼きパン

中東エリアのいうナン(Naans)とは、
昔ながらの発酵させないパン、あるいは発酵させても平らなパンです。
パンの歴史①やパンの歴史②あたりに出てくるパンがそのまま食されているイメージでしょうか。
エジプトやインドはパンを食べに行ってみたい国です。
平焼きパンは便利

わたしたち“お箸の国”にいると、手づかみの食事は抵抗があるものです。
でも、そのような文化の中では当たり前のナン(パン)の使い方があるのです。
まず、フォークやナプキンの役割、そして肉汁を吸収させるスポンジの役割、
続いては、肉や豆・野菜をつめるポケットの役割…。
いずれにしても、おかずと食べるとおいしいというのは共通ですね。
ナン(Naans)を焼く道具


ナン(Naans)を焼く道具としては、サージとタンドールが主流です。
サージは遊牧民の必需品、中華鍋を裏返したような鉄板です。
タンドールは地中に埋まっているタイプもあるそうです。見てみたい…
アフガニスタンでは『タンドールを持つこと=独立して一家を構えること』の意味だそうです。
大阪の『一家に一台たこ焼き機』と同じでしょうか…ちがうな(・・;)…
パン窯・焼く道具を見ても、パンの古い伝統を感じます。
インドカレー&ナン



日本にはたくさんのインド・ネパール料理/カレー屋さんがあります。
わたしはとても好きで、よく行きます。
どこに行っても「サグ(ほうれん草)カレー、辛さ4、ナン、食後にホットチャイ」を注文します。
各店の味が全然違うので、おもしろいです。
辛さ4は、たまに白目を剥くほど辛いときがあります。
わたしの好みは、バターが効いた甘めのナンで、焼き目がパリッとしたものだと分析してます。
ナンの原材料は【小麦粉・牛乳・ギー・食塩・砂糖・卵・ヨーグルト】などですからね。
ホットチャイはコーヒー同様にノンシュガーでいただいていたのですが、
あるお店で店員さんに「なんでお砂糖いれないの?お砂糖いれないとおいしくないし、チャイじゃないよ」と言われました。
そういえば、これまでも「お砂糖いくつ入れる?」と聞かれることがありました。
『要らないです』というと「ほんとに?」と怪訝な顔をされます。
確かに、チャイはお砂糖を入れた方がおいしかった。本場の意見は聞いてみるものですね。
シンガポールのリトルインディア
とても仲良しの友人家族がシンガポールに住んでいたことがあります。
こんな機会はない!と数週間遊びに行った時に、リトルインディアに連れて行ってもらいました。
3週間くらいで消えるヘナタトゥーを体験したり、
発色がきれいなインドシルクのストールを見つけたりと、満喫しました。
今でも忘れられないのは、路上屋台で買った練乳の入ったミルクティ(テタリ)。
当時は「夏でも熱いものを飲む(変なこだわり)」と決めていたわたしは、ホットをたのみました。
友人から金魚が入ってそうなテイクアウト用のアイテムを渡されて…爆笑。
しかもホットにもストローがささってました。



この経験をしたあと
わたしの変なこだわりはなくなり、
さらに人の言うことを少しは聞くようになりました。笑
(カレー屋さんのお砂糖の忠告はこれの後でした)
まとめ
ナン(Naans)はパンの総称ですが、
日本のナンは、木の葉形のカレー屋さんで見かけるパンのことをさします。
このナンは北インドでよく食べられているようです。
あちらでは自宅にタンドールがない場合、ナン屋さん(パン屋さん)でナンを買います。
おもしろいことに、生地をナン屋さんに持って行って焼いてもらうことできるそうです。
日本ではそんなことはしないので、パンの国だなぁと思います。
今日は「日本で一番知られているナンも色んな種類があるんだよ」というお話でした(^^♪
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