
パン屋さんやパンを勝手に50音とからめて表現しているシリーズ、今回はさしすせそです。
砂糖・塩・酢…なんてことはもちろん言いません。
さしすせその中でも「し」に集中してしまいましたが…(・・;)
パン屋さんの「さ」
さしすせその「さ」

さじ加減
パン屋さんは「さ」じ加減です。
わたしは全く洋菓子には深入りしなかったので多くは語れないのですが、
比較するとパンはアバウトで臨機応変がつきものという感覚でやっています。
小麦粉の水分量やその日の温度や湿度などによって、
水量やイースト量を変えるとか、発酵時間を増減するとか…
そんな「さ」じ加減がおもしろいのです。
サービス精神旺盛
パン屋さんには「サ」-ビス精神が旺盛な人が多いです。
つい『これやったら喜んでくれるかなぁ』と考えてしまいます。
やり過ぎると“自己満足”になってしまうので注意が必要ですが
『喜んでもらえたらそれでいい』というのが多くのパン屋さんに共通している気がします。
パン屋さんの「し」
さしすせその「し」

職人気質

パン屋さんは「し」ょくにん気質です。
みな穏やかではありますが、この仕事にプライドを持っている人が多く、
そんじょそこらの事では自分の考えを曲げません。がんこです。
職人気質と言えば聞こえがいいですよね。
わたしも散々言われました。「がんこだねぇ」と。
時代の流れ
パン屋さんにもパンにも「じ」だいの流れがあります。
日本はお米の国ではありますが、パン食も負けじとがんばっているので時代にあわせてブームが到来します。
「耳がない食パン」のブーム、「白いパン」のブーム、「蒸しパン」のブーム、
「天然酵母」のブーム、「ベーグル」のブーム、「クイニーアマン」のブーム、
「米粉パン」のブーム、「カレーパン」のブーム、「ポンデケージョ」のブーム、
「メロンパン」のブーム、「量り売りミニパン」のブーム、「塩パン」のブーム、
「高級食パン」のブーム…。
パンのブームの良いところは一番のピークを越えた後は定番に加わっていくことです。
次はどのパンの時代になるのか楽しみです(^^♪
始発でも間に合わない
パン屋さんは朝が早いので、「し」発に乗っても間に合いません。
徒歩または自転車で通える範囲の近所に住むか、駐車場があれば車通勤に限られます。
わたしは自分のお店はマイカー通勤していましたが、その後の友人のお店は自転車通勤でした。
とは言え、自転車にうまく乗れないのでしょっちゅう電柱に激突したり、
スカートが後輪に瞬時にぐるぐるに巻きついてガシャンと転倒し、
見知らぬ人に(帰りで人が歩いている時間でよかった)助けてもらったりしました。
幸せ
パン屋さんは「し」あわせなお仕事です。
パン生地は気持ちがいいし、パンはいい香りがするし、「し」あがり(仕上がり)が楽しみだし、
お客さんはみんな笑顔だし、お金を払って買ってくださるのに
“ありがとう”とか“おいしかったよ”と言ってくださいます。幸せなお仕事です。
商売っ気がない人が多い
これは語弊があるといけないのですが、「し」ょうばいっ気がない人が多いです。
先の「サービス精神旺盛」にもつながるところで、パン屋さんって“お客様ファースト“なんですよね。
『おいしいって言ってもらえたらそれでいい』みたいなところがあります。
でも『また食べたくなって来ちゃった』って言われるのを待ってるところもあります。
『おいしい』と『また食べたい』はパン屋さんの大好物です。
これでがんばれるんですからパン屋さんって単純です♪
パン屋さんの「す」
さしすせその「す」

スイッチ
職人気質でサービス精神旺盛なパン屋さんですから、常に何かしら新しいことを考えています。
そして、ひらめいたら「す」ぐに「ス」イッチが入る!
思いついたら「す」ぐやってみたくなっちゃうんですね。
友人のお店で仕込みマンをしていた時、焼き場担当のK君はいつも新商品を考えていました。
なので、わたしのミキサーの様子をいつも見ていて、隙を見て「今借りていい?」と
サッと仕込んで作っちゃう。
また、会長(友人の父/オーナー)は「今日はちょっとこれを入れてみて」とか、
「○○を〇%減らしてみて」今ある商品の改良をいつも考えていました。
こんな風にスイッチが入った時に即実行に移せるのは個人店のいいところですね。
パン屋さんの「せ」
さしすせその「せ」

先入観
どんな仕事もそうだと思いますが、「せ」ん入観は禁物です。
パン屋さんも先入観を捨てて考える時に、新しいものが生まれます。
パンの歴史を見ても『ちょっとやってみた』からパンが生まれていますし、ふっくらパンに進化しましたからね。
たまに失敗した時がチャンス!「セ」ンスある「せ」んたく(選択)をしたいものです。
参考:パンの歴史①小麦とパンのはじまり
パンの歴史②エジプト~中世ヨーロッパ時代
パン屋さんの「そ」
さしすせその「そ」

パン屋さんは「そ」ら模様、つまり天気をよくチェックします。
耳タコかもしれませんが、気温や湿度がパン生地に影響を与えますから。
お店をやっている場合は、お客さんの足も気になります。
雨や猛暑はお客さんの足を止めがちです。雨の日サービスをしているパン屋さんもありますよね。
パン屋さんのさしすせそ まとめ

今日は「パン屋さんは“職人気質”でがんこなところはありますが、
パンを食べて『おいしい』『また食べたい』という声が聞きたくて、パン作りを楽しんでるよ」っていうおはなしでした。
雨の日もぜひパン屋さんへ足を運んでください!
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