
パン屋さんのはひふへほ
これはパン屋さんのあるあるを50音にのせたものです。
シリーズ6回目の今回は、Happyな「は」行です。
参考記事:パン屋さんのあいうえお
パン屋さんのかきくけこ
パン屋さんのさしすせそ
パン屋さんのたちつてと
パン屋さんのなにぬねの

あ行~な行も併せてご覧ください(^^♪
パン屋さんの は
パン屋さんのはひふへほ の「は」

「パ」ン職人がみな「は」やおき(早起き)であることは、知られています。
「は」やおき(早起き)が必要なのは、生地の「は」っこう(発酵)に時間がかかるからです。
「は」かり

製パンに重要な道具のひとつに「は」かり(秤)があります。
生地作りの材料の計量と生地を分割する際に使用します。
ベーカリーの規模によって、計量時に使用する「は」かり(秤)の種類やサイズは異なります。
これが結構重要で。
材料計量は、当たり前ですが慎重、且つ正確に。生地分割は、「は」っこう(発酵)が進むので、素早く正確に。
小麦粉が25kg以上の場合は、1袋25kgなのでここは「は」か(量)らずに、1袋丸ごとミキサーにあけます。
わたしがいた(プチペの後)ところでは、20㎏の上皿秤と3㎏のデジタル秤を使用していました。
生地分割には、大分割もあるのでデジタル秤と上皿さお秤。
上皿さお秤は「パ」ン屋さんの定番アイテムです!

現在は2㎏まで量れる
家庭用のデジタルタイプを使用しています。




(現在使用実物)
「バ」イタリティ

「パ」ン屋さんで「は」たらいて(働いて)いる人は、「バ」イタリティがある人が多いと感じています。
わたしが一緒に「は」たらいた(働いた)、アルバイト先なども含めて勝手に感じた印象です。
それは、職人だけでなく、「は」んばい(販売)担当もサンドウィッチ製造や経理の「パ」ートさんでも、です。
だいたいみんな明るくて、何かしらの特技?があって一緒に仕事をするのが楽しかったです。

ただ、みんな「は」ずかしがりや(シャイ)でした。
パン屋さんの ひ
パン屋さんのはひふへほ の「ひ」

わたしが若干パンオタクだからかもしれませんが、「ひ」と(人)にはパンが「ひ」つよう(必要)だと信じています。
また、粉もので生きているわたしは、本当にパンがあってよかったと感謝しています。
最近、特にSNSなどでもパン好きさんがパンへの愛を表明しています。
《作る派》《買う派》《食べる派》のほかに、《パン小物》《ミニチュアパン》《イラストパン》《服飾小物パン》など
様々なパンジャンルがあるので、わたしも色々眺めて楽しんでいます。
参考記事:パンはパンでも食べられないパンは?《パン小物》
食物アレルギーのはなし (お米アレルギー)
「ひ」とはパンだけで…

フランス留学中に、ホストママのHélène(エレーヌ)が、食事前にパンを切ってみんなに配りながら
”L’homme ne vit pas que de pain.(「ひ」と(人)はパンのみにて生きるにあらず)”って言っていました。

しょっちゅう言っていたので、
パンを食べるたびに思い出します。
参考記事:パン留学 準備~到着編 Hélène(エレーヌ)登場
パン留学 語学学校~受験編
パン留学 INBP~帰国編 Hélène(エレーヌ)登場
パン屋さんの ふ
パン屋さんのはひふへほ の「ふ」

「プ」チペ(水戸市)をやっていたころのある日、お隣のひたちなか市にバゲットをお届けすることになりました。
お届け先は、カナダ人の大工さんたちで、カナダから材料を持って建物を作るためにやってきたとのこと。
そして、そのパンのお届けは彼らの滞在中ずっと続きました。
パンをお届けして帰るだけですが、建物が出来上がっていくのと、みんなが何を食べているかを見るのが毎回の楽しみでした。
いつの間にかわたしは、「ブ」レッドガール(bread Girl)と呼ばれていました。


「ブ」ザー

パン屋さんのオーブンの「ブ」ザーを聞いたことがあるでしょうか?
それはそれは、けたたましくお腹に響く音が鳴ります。
時間差で同じ段にちがうパンを追加することもあるので、キッチンタイマーも別にあります。
しかし、「ブ」ザーがあっても忘れることってあるんですよね。
忘れると言うか、「あともう少し」と焼き色をつけたいときに、追加タイマーを入れ忘れる…
色んな作業をしている途中で「ハッ( ゚Д゚)!」と思い出すわけです。

パン屋さんでいつもより焼き色が濃い目のパンに出会ったら
この話を思い出してください…(涙)
参考記事:パン屋さんの開業のはなし
参考:パン屋開業ドットコム
パン屋さんの へ
パン屋さんのはひふへほ の「へ」

世の中には…と言うよりもフランスには、パンに関することわざが幾つかあります。
割と知られているのは↓こちら。《予防は治療に勝る》
Il vaut mieux aller au moulin(boulanger)qu’au médecin.
(医者に行くより*製粉所(パン屋)に行った方がいい)
*製粉所に行くのはパンの材料を買いに行くっていう意味です(^^♪
もう1つ紹介しておきたいのが↓こちら。《窮地に陥る》
Je suis dans le pétrin! ジュ スウィ ドン ル 「ペ」トリン!
直訳すると「ミキサーの中に入っちゃった!」です。
※pétrir(「ペ」トリー)=動詞:捏ねる、pétrin(「ペ」トリン)名詞:捏ね機

「へ」いてん時間
パン屋さんの「へ」いてん(閉店)時間を、『パンがなくなるまで』としているところは多いですね。
予め用意した個数以上は急に増やせませんよってことです。
でも、それって一体何時?ってなりますよね。
人気のパン屋さんに行くときはドキドキします。
開店時間や規模、品数にもよりますが、早いところは15時くらいで棚がガラガラだったりして…。
プチペは、7時開店~19時「へ」いてん(閉店)にしていました。
たまーにパンがほとんどなくなることはあったけど、「へ」いてん(閉店)間際でも選べるように
『パンが全部なくならないように』してました。

お蕎麦屋さんやラーメン屋さんなども、
麺やスープの加減、難しいんだろうなと思います。
参考記事:パン屋さんの閉店のはなし (廃業)
パン屋さんの ほ
パン屋さんのはひふへほ の「ほ」

いわゆるコックさんが被るような「ぼ」うし(帽子)。
パン職人も被ります。だけど、決まりはありません。
日本のパン学生の時は白い三角巾でしたし、フランスのパン学生の時はちょこんとのせるような「ぼ」うし(帽子)が指定されていました。
プチペの時はバンダナ(!)でしたが、友人のお店はネットを被る規則でしたのでバンダナの上にネットを被っていました。
要するに頭髪の混入「ぼ」うし(防止)が目的です。
友人がある日、気まぐれでネットの上から、背の高いコック「ぼ」う(帽)を被りました。
見た目は恰好良かったですが、下向きで作業するので「ぼ」うし(帽子)がズレて作業の邪魔になりました。

最近は、キャップやおしゃれハットなどのパン屋さんもありますよね。
パン屋さんのはひふへほ まとめ

今日は「『パ』ンや『ベ』ーカリーのあるあるよりも『フ』ランスを含む思い出話になってしまったな」
「『パ』ン職人も『パ』ン店も『ほ』そく(細く)長く続けるのが理想ですね」
「カナダの大工さん達は帰国後、「ブ」レッドガールへと、お手紙&SNOOPYのぬいぐるみを送ってきてくれたよ」
「『パ』ンスタグラム(愛パン家のInstagram)の中には『パ』ン語が潜んでいて楽しいよ」
「今後も『パ』ン屋さんを応援し、『ほ』こり(誇り)を持って『パ』ンのことを伝えていきたいです!」というおはなしでした。

パン語=パンをもじった造語
例)パンキュー(=ありがとう)など
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