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パンの歴史①小麦とパンのはじまり

麦畑の少女、Basket with bread on the background of wheat ears. Bakery produc パンの歴史
平焼きパン

今日はパンの歴史①として、パンのはじまりのお話です。

小麦がどうやってパンになったのか、それはどれくらい前のことなのか…

色んな種類のパンがあって、パンがあるのも日常の現代。

わたしはパンのはじまりの話を聞いた時に、

「パンを生み出してくれてありがとう!昔の人!」と思いました。

今から10,000年くらい前 

メソポタミア文明壁画
メソポタミア文明壁画

古代、氷河期を終えてあたたかくなると、

地面からこれまでとちがう植物が生えてきました。

人々は野生の果実木の実を食べて狩猟をし、放浪生活をしていました。

穀物の中には小麦大麦もあって、食べた人がいたんですね。

「これ、おいしいね。」

「そのままでもおいしいけど、他の実みたいにすりつぶしてみよう!」

「いい食べ物みつけたね」

おかゆみたいにしてみてもイケる!」(今のオートミールのようなもの)

古代メソポタミアの人々よ、ナイスチャレンジ!!ありがとう!!

今から6,000年くらい前

西アジアが見える地球儀

やがて穀物の種を蒔き、ひとつの場所に定住する生活に変わっていきました。

初めに野生の小麦を栽培農業を始めたのは西アジアだと言われています。

パンの材料として一番多く使われる小麦

西アジアからエジプトやギリシャへ伝わり、その後ヨーロッパ中に広まりました。

日本には3,000年くらい前にちがうルートで、

中央アジアから中国を通って入ってきたと言われています。

さいしょのパン

時代としては、まだ今から6,000年くらい前のメソポタミア地方です。

石の臼や杵を使って小麦を粉にしておかゆを煮ていたある日のこと…

「今日もおいしいのを作らなくちゃね」(おかゆを混ぜ混ぜしている)

「おっと、いけない!こぼしちゃったわ!」

石の上に落ちたのね…火が消えなくてよかったぁ」

「ん?なんかいい匂いがするわね?」

「あら?いい匂いのもとは、こぼしたこれかしら?」(パクッ)

「え?やば!おいしいじゃん!」

それから水でこねた粉を石の上に置いて焼いてみるようになったのです。

世界で最も古い文明のひとつであるメソポタミア文明を築いた人たちは、

さいしょのパンを作った人となりました

煮込み中にこぼして食べた人、ナイスファインプレー!ありがとう!!

参考:パン窯の歴史はこちら《パン屋さんのオーブンのはなし》

パンの伝わる順番

Whole grains
パンに使われる穀類
平焼きパン

このようにして、せんべいのような平焼きパンが作られました。

今日でも西アジアを中心にインド・イラン・イラク・パキスタンや北アフリカなど

主にイスラム教の人々が《ナン》と呼ぶこのような平焼きパンを食べています。

この後で、少しふわっとしたパンに変わっていきます。

パンが伝わった順番は、

エジプト→ギリシャ→イタリア(ローマ)→フランス→ドイツ→イギリス→アメリカ…

プチペ
プチペ

日本にパンが入ってきたのは鉄砲と一緒なので1543年です。

今日は小麦とパンのはじまりの話でした。

「失敗は成功のもと」という言葉に

妙に説得力を感じるのはわたしだけでしょうか。

続きは《パンの歴史②エジプトー中世ヨーロッパ》をご覧ください。

ホーム » パンの歴史①小麦とパンのはじまり

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