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パン屋さんのオーブン

オーブンと女性のアイキャッチ パンの知識
オーブンレンジを男性がチェックしているところ

パン作りに欠かせないのが、“焼き道具”です。その多くはオーブンです。

オーブン以外にはフライパンフライヤーが思い浮かぶのではないでしょうか。

今日はパン屋さんのオーブンについてのお話です。

直接火に投入

パン窯の歴史の紹介
古代パン焼きのイメージ※炭の方に生地を入れる

古代、大麦や小麦をすりつぶして粉にして、水と練って食べていた時代は、

日に直接生地を投げ入れていました。

「ほいっ」(ぼたっ… 生地を投げ入れる)

「できたぞー。焦げてるところは取って食べるんだぞ」

『はーい。結構黒いね。このじゃりじゃりしたのも食べられる?』

「それはだし、そっちはだ。苦いから気を付けて食べなさい」

『はーい。お父さん、今日のは真っ黒になっちゃったけどおいしいね』

参考:パンの歴史①小麦とぱんのはじまり

火の上に平らな石をのせて…

パン窯の歴史の紹介
※この鉄板が石になっているイメージ

次の段階では火の上に平らな石を置いて、パン生地を焼くようになりました。

これで丸焦げになることはなくなったと想像します。

粘土製のパン鍋

.古代エジプトの土器、パン窯歴史
※イメージ古代エジプト時代の土器

今から5,000年くらい前メソポタミア時代パン焼き道具です。

川からとれた粘土で作った鍋を使って、下から火を焚いてパンを焼いていました。

1回に焼けるのは大きな平焼きパン1枚です。

つりがね型のパン窯

歴史的古代オーブン釣り鐘型パン窯の紹介
古代エジプトつりがね型の窯

今から5,000~4,000年前古代エジプトで使われていた窯は、

人の背丈ほどある大きさでした。

パン窯の中で薪を燃やして、灰を掻きだしてからパン生地を入れて焼きます。

上部のフタは火を焚くときには外すと、煙突になります。

参考:パンの歴史②エジプト時代~中世ヨーロッパ

内側に貼りつけるパン窯

歴史的タンドール窯(パン窯)の紹介写真。内部にパン生地が貼り付いている。
内側に生地を貼りつけて焼くタンドール窯
内側に生地を貼りつけてパンを焼くタンドール窯(パン窯)の外観
タンドール窯の外観

古代エジプト中後期(今から4,000~3,000年前)は、今のタンドール窯のような窯が誕生しました。

この窯は、いちいち灰を掻き出さずに火を中で焚きながら

内側に生地を貼りつけて焼くことができます。

そして、生地は焼けると剥がれ落ちるので、裏面も貼り付け両面焼きます。

平焼きパンだけではなく、発酵パンも焼けます。

生地に直接火があたらないパン窯

古代のパン窯の様子。
下から火を焚き、窯の中に囲いを作った

ギリシャ時代(今から2,800年くらい前)には、本格的な発酵パンが食べられるようになりました。

そうなったのも、パン窯ふっくらじっくり焼けるように進化したのです。

下から焚いた火が直接パン生地に当たらないこと、

そして、窯の中にさらに囲いを作ってフタをすること、

これらによって、しっかり熱が伝わるようになりました。

このパン窯のおかげで、やわらかいパンが焼けるようになりました。

プチペ
プチペ

この時代から次のローマ時代で

パン窯はある程度完成したと言えます。

それくらい大きな進化でした♪

パン窯の大型化

ポンぺイの石パン窯。
ポンペイ遺跡のパン石窯
18世紀のパン屋さんのイラスト。パン窯のようす。
18世紀のパン屋さん

ローマ時代(BC158年以降)というと、製粉も発展して多くのパン屋さんが誕生したころです。

大量のパンを焼くために、窯は大型化しました。

パン窯の壁は厚いレンガや石熱を逃げにくくしました。

このパン窯の使い方は、半円の奥の火床で薪を燃やします。

そして、十分窯が熱くなってから灰を掻き出し、パン生地をおいて焼きます。

ローマ時代から近世までの間には、中型・小型の窯のほか

中に人が入って薪を積むほどの大きな窯も作られました。

このように、目覚ましい窯の発展により連続してパンが焼けるようになりました。

その後のヨーロッパの国々では、

19世紀になって近代オーブンができるまで、このようなパン窯でパンを焼き続けました。

近代的オーブン

業務用オーブンのイメージ
業務用オーブン
現代のパン屋さんのオーブン
現代のパン屋さんのオーブン

近代的なオーブンが出来てからも、特徴にあわせたオーブンなどが開発されています。

特徴とは、例えばおいしさ、作業効率、パンの適正など…あらゆる点で進化し続けていると言えます。

家庭用オーブン

家庭のキッチンのオーブン
キッチンのはめ込み式オーブン
パン窯、オーブンの紹介イメージ
様々な良いオーブンが出ています

家庭でパンを焼きたい場合の道具は、オーブンフライパンです。

残念ながら、トースター電子レンジでは役不足です。

オーブンレンジならオーブン機能を使えるので大丈夫です。

なお、フライパンでは焼けないパンが多いです。

おすすめオーブン 

個人的にはこれまでに家庭用として使っていたのは、

オーブンレンジガスオーブンコンベクションオーブンの3種類です。

オーブンを選ぶ基準はあくまでも好みですが、

奥が深いこと②天板が2枚あること③色んな機能がついていないこと最低条件にしています。

おすすめオーブン 参考

わたしが今使っているのは、

アイリスオーヤマのコンベクションオーブン(↑これより少し古い型)です。

コンパクトでシンプル、狭いキッチンにはちょうど良くて気に入っています。

『私は滅多にパン作りはしないけど、パンを食べるのが好きでピザやスコーン、

小物パンなら作るかも…』という人には断然バルミューダがおすすめです。

トーストの味が変わります!断然おいしい!!!(レンジ機能はついています)

お試しオーブン

今は、家電のサブスクもありますから、お試しするのもありですね。

まとめ

今日は“パン作り”と“おいしいパン”には欠かせないパン窯オーブン

パンの歴史にオーブンあり!」というお話でした。

プチペ
プチペ

パンを作る人食べる専門の人

おいしいパンのためのオーブン選びの参考にしていただけたら嬉しいです♪

参考:焼成のはなし

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